[#4] こんな便利なものがあります

混合堆肥複合肥料

農水省の調査によると、水田への堆肥の投入量は年ごとに減ってきて、ここ30年で約４分の1になっています。これでは土壌が体力不足になってしまいます。

なぜ減ったのか？　同じく農水省の調査（家畜排せつ物堆肥の場合）では、

• 散布に労力がかかるし、散布する機械を持っていない。
• 含まれている成分量がはっきりしないし安定しない。
• 雑草の種子が混じっていて田んぼに雑草が生える。
• 臭いなど衛生上の問題がある。
• 作物の数量増加や品質向上の効果があまり期待できない。

以上が調査のトップ５でした。

そこで登場したのが混合堆肥複合肥料です。（長い名前ですね）

おおよそ半分が堆肥、残りの半分が化成肥料でできています。

特徴は、

• 嵩が少ないです。（とはいえ化成肥料よりは反当りたくさん撒かなければなりませんが）
• 肥料成分が安定しています。
• 粒状なので取扱いが楽です。
• 加熱乾燥殺菌しているので安心して使えます。

混合堆肥複合肥料を使うと、有機物と化成肥料を一回で散布できます。

土のご飯分は少々すくなめですが、土の体力不足解消には効果的だと思います。

開発技術部　服部