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2023年 年頭社長メッセージ

 

今年も有機農業発展のために一層努力します

株式会社デリカ

代表取締役社長 金子 孝彦

 

謹んで、新春のご挨拶を申し上げます。

弊社は今年、おかげさまで70周年を迎えます。長きに渡りご愛顧賜りまして誠に有難うございます。

創業以来、農業の生産性を改善するために多様な製品を提供し続けてきましたが、特に近年は、「有機農業と、未来へ。」をキャッチフレーズにマニアスプレッダ(堆肥散布機)の拡販に取り組んでいます。

国は、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」への取組が始まっています。2050年までに目指す姿として、輸入原料や化石燃料を原料とした化学肥料の使用量を30%低減することや、耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合を25%、100万haに拡大するとしています。弊社といたしましても微力ながら、有機農業を応援する作業機でこの目標達成に向かって取組んで参りたいと存じます。

さて、有機農業を推進応援する製品としてマルチスプレッダ(DMS-1035R)が注目され始めました。この作業機はフレコンバッグから積み込みやすい広口荷箱で500kgフレコンバッグも一度に全量積み込めます。さらに、従来の堆肥散布機では難しかった鶏糞や土壌改良材の少量散布も可能となるなど、利便性の高さがご好評を頂いている要因です。

また、堆肥散布作業において大型と小型の牽引マニアスプレッダを使い分けて効率化を図るケースが増えています。この時、圃場と堆肥置き場の移動が煩雑であることから弊社独自のトラクタの軌道に合わせてタイヤがステアリングして追随する(WSシリーズ)機構のものが喜ばれています。

今年の新製品としては、安全性や耐久性を高めた自走マニアスプレッダ(DAM-131、DAM-181)が発売となります。お客様から要望の高かった燃料メーターや堆肥をこぼれにくくする仕様、座席シートのスライド機能などを追加して性能を向上させています。

本年も安全・安心で美味しい食料生産を支える農業発展のために邁進して参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。